ヨガ/酸素

相変わらず不調が続いている。最近では、もしかして今のわたしに必要なのは、病院お医者お薬ではなく、祈祷やお祓いとかそういう類なのかと訝しむほど。

しかしそういうことに頼るにはあまりに信心が足りないので、とりいそぎ自律神経でも整えてみるかと思い、しばらくやっていなかったヨガを再開してみた。昨日から。かなり久しぶりにやったら、以前はできたポーズもできなくなっていたり、簡単なポーズでも身体が痛くなったり。何でも続けることが肝要だよねとこういうときは思うのだけど、何でも続けることが一番難しいんだよね。けど一度はやった経験があるわけだから、まったく未経験の何かを始めるときよりもだいぶ気持ちは楽である。

ヨガは呼吸が大切らしい。呼吸ってよく考えるとすごく不思議だ。栄養を摂取して、体を動かすエネルギーをつくって、そういう循環の中で酸素が必要だっていうことは、理屈としてはまあわかるんだけど。

人間は色んな物を食べられるのであらゆる食物はたいてい代替可能なもので、だから一つの栄養をとるために必要なのは一つの食物だけじゃない。極端な例になるけど、牛乳が飲めない子はそれ以外の何かでカルシウムを取れば問題ない、のようなこと。そしてそういう栄養は、最悪の場合、それこそ経口摂取じゃなくたって採りこめるのだ。

でも酸素だけは代替がきかない。呼吸するしかない。そのうえ栄養素とは違って、酸素はなくなったらすぐ死ぬ。もう、本当にすぐ死ぬ。緊急性と必要性が栄養素の比じゃない。だからその辺、進化してたって良さそうなのに。38億年じゃまだ無理なのか。いや人類だけで言えばせいぜい数百万年とかなんだろうけど、それにしたってさ。

なんてことをぶつくさ言いながら、言ってる間もほら呼吸している。生きている、生きていく、ということ。