南天/冬支度

駅までの道、南天の実を見つける。同じ通りの数メートル先には大きくて立派な柿の木があって、その木にも重そうな実がいくつもいくつもぶら下がり、日に日に良い色になっている。だけど烏が見向きもしないところをみると、あれは渋柿なのかもしれない。

これから寒くなっていくばかりだというのに、目に入る秋はどれも暖かい色をしている不思議。東京では木枯らし一号が吹いて、朝起きたら窓に結露ができていた。ベランダに出しっぱなしにしているカポックを、中に入れてあげた方がいいのか迷う。メダカたちは動きが鈍くなってきたけど、まだ食欲はあるみたい。今年は新しい手袋がほしいなと思っている。それぞれの冬支度。