まだ東京の秋を見つけていない/長袖

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更新をおさぼりしているうちに秋になってしまった。

家で飲むコーヒーはホットになり、今日から長袖を着ている。さむい。

 

Webで公開している小説の筆名でnoteをはじめた。

まだ何を書くかとか、どういう風に使っていくかは決めていない。小説未満の文章を書いていくつもりではあるけど、ちょっと模索中。
この筆名はWebに上げる短編ユーモア小説専用のもので、かなり適当につけた名前なんだけど使っているうちに愛着が出てきた。

まあ名前ってそういうもんか。

 

先月の中ごろからつい先週までパリに滞在していた。そのときのことや写真をこちらに順次上げていくつもり。noteとちがってこちらでは変わらずごくプライベートなブログを続けていく予定。

写真は街歩きの休憩中に入ったカフェで飲んだオランジーナ。オランジーナ、本国だからか?何だかやけに美味しくて、滞在中よく飲んでいた。

五月の薔薇/アヴェ・マリア

この季節はそこかしこで薔薇が咲いていてうれしい。

一輪一輪いかにも華やかなやつも素敵だし、モッコウバラみたいな小ぶりなやつが一斉にわっと咲いているのも良い。そういえばモッコウバラには棘がないということを最近知った。
もしもいつか庭のある家に暮らすことがあったらモッコウバラを植えてみたい。
ふつうの薔薇より手入れは楽だと聞くし、ふつうの薔薇より気取っていなくて庭に植えるには好もしい。もちろんふつうの薔薇でもいいんだけれど、わたしの庭にあったら何だかそこだけ浮きそうな気がする。
わたしの庭には何か果物の木を一本、それからクチナシ金木犀のような匂いのいいやつ、あとは花壇みたいにしてチューリップだとかヒヤシンスだとか春に咲くような球根系を植えてみたい。ごちゃごちゃしすぎているかな。でもとにかく果物の木とクチナシは絶対。庭を持つ予定はないけれど。

薔薇といえばわたしの通っていた幼稚園は学年分けに花の名前がつけられていた。
年少さんはバラ組、年中さんはキク組、年長さんはユリ組だった。
教会の幼稚園だったからかもしれない。
園庭にはマリア様の像があって、わたしたちは毎朝そこでご挨拶をしてからじゃないと園舎には入れなかった。週に一回は礼拝があって、園内にある教会へ行った。わたしは教会内の薄暗さとか静けさとか、それから礼拝堂に掲げられている十字架に張りつけられたキリスト像がこわかった。礼拝で歌う、『アヴェ・マリア』の歌詞をずっと間違えて覚えていた。「アヴェマリア」と歌わなくてはいけないのに、「雨は嫌」と歌っていた。何の疑問もなく歌っていた。雨は好きでも嫌いでもなかった。

改元/SNSのハードル

改元しましたね。
平成になったときはまだたぶん歩いてもいなかったのでもちろん記憶にないんですが、今回みたいな改元の仕方ってとてもいいんじゃないかなと思った次第です。
崩御のしんみりムードで執り行うより、こういうハッピーな空気で変わった方が幸先良いよね。お正月感。

恋人が連休飛び飛びで仕事が入っているのでわたしもそれに合わせて遊んだり休んだり仕事をしたりしています。
連休終わったらまとめて写真あげたいなー。
写真も撮るだけ撮っておくよりこういうとこにできるだけ記録しておきたい。

最近はじめてwebで小説を公開するということをしています。
というかこんだけ長いこと小説書いてて今までやったことないんかいって話なんですけどやったことないんですよね。本当の本当にマジのマジで。
それで、そういうwebで公開してる人ってだいたいSNSも連携させたりしてるんだけど、今それをやるか悩んでいます。
SNS、難しいアンド面倒くさいという気持ちがどうしても先に立ってしまう。

 まあそれはそれとして、webではじめて作品を公開してみて、思った以上に好評で、とてもうれしいというのが実感です。
ずっと一人でやっていたから、こうして目に見える形でリアクションがあるとこんなにモチベーションが上がるのかと思いました。ものづくりあるあるなんでしょうかね。
webだから読みやすさと面白さを重視していて、そういうことを考えながら書くのも楽しい。今後も頑張るぞ。

元気っちゃ元気/ローディーデビュー

全然更新できていませんでしたがわたしは元気です。
自分よりも忙しそうな人が多い中ちょっと言い訳としては憚られますが、忙しくて更新できていませんでした。
ペースをつかみつつまたちゃんと更新していこう。ブログを書くのは後で自分が読みなおしたいからというのが一番の理由なので、読みなおせる分がないのはさみしい。

最近は仕事をすこししたり、その勉強をしたり、所属学会のドタバタに巻き込まれたりしています。小説のほうは今年から、今までとは違う系統にチャレンジしたりしています。まだ色んな迷いもあるけど、少なくとも今年に入ってからは小説を書くことがまた楽しくて楽しくて仕方ない気持ちになっていて、それは本当によかったな嬉しいなと自分では思っています。

あと先週ついにロードバイクを買いました。現時点で人生最高額となるキャッシュでのお買い物。昨日さっそく80キロほど走ってきたけどまだ慣れなくて首が痛い。はやく乗りこなしたい。

そして東京はいつまで寒いんだ。今年の桜は春の陽気を知らないまま散っていくのか。

インフルエンザ/快走

元旦に実家へ行っただけで今年のお正月はどこへも出かけなかった。
一緒に暮らしている恋人が元旦の夜から発熱して、翌日念のためにと行った病院でインフルエンザの診断がくだったので昨日まではずっとその看病をしていた。
看病をしていたといっても別にご飯を作るくらいで特に何もしていなくて、わたしはパソコンを開いたり本を読んだり走ったりいつも通りに過ごしていた。だからお正月らしさはなかったけれど、いつも通りに過ごすのはやっぱりとても落ち着くし、もともとインドア派なのであちこち出かけるよりはこうして家で好きなことを一人でやっているのがわたしはいちばん好きなんだろうなと再確認した。
そういう意味ではとてもいいお正月だったと思う。あんなにずっと一緒にいたのに、免疫があったのか偶々なのか、今のところわたしは感染していないようだし。
天気も良くて久しぶりの大型連休だった恋人は、どこへも行けずにかわいそうだったけれども。

今年の抱負は「快走」。趣味も仕事も人間関係も、自分が快いと思えることを優先して走りぬくぞ。

ランニング/自分が好きな自分

仕事を辞めたり同棲をはじめたり、いろいろと変化のあった年だったけれど、今年いちばんの収穫は何かといえば、ランニングと出会えたことだと思う。

とにかく今年は最初から、自分自身を健康な状態にすること、元のように戻すことに努めていて、精神的な部分はもちろんだけれど、体力づくりもかなり意識して行っていた。健全な精神は健全な身体に宿るというのは真理とまでは思わないけれど、一理あると思っている。だから春ごろから筋トレをして、その一環としてランニングも始めた。

始めたと言っても最初は2キロも走り続けることができなくて、自分の体力のなさに驚いた。筋トレよりもランニングに本格的に力を入れ始めたのは夏の終わりから。筋トレの片手間で3キロ走っていたのからだんだん距離を伸ばして、今では10キロくらいなら平気で走ることができるようになった。10キロ以上はまだ挑戦したことがないから、来年の課題。

体調を崩してしまってから、自分が何もできないこと、かつては難なくできていたような当たり前のことができなくなってしまったこと、そういうことばかりに直面して自尊心がごりごりと削られて、あまり考えても仕方ないとはわかっていても、できることがない分ひとりで考え込む時間ばかり増えてしまい、自己嫌悪と自己憐憫の悪いループから抜け出せなくなっていた。

何もできない、何もできなくなってしまったということは、わたしにとってはものすごくつらかった。これまで生きてきて、たいていのことは特に問題なくこなせるほうだった。少なくとも自分ではそう思っていた。恥ずかしい話だけれど、たいていの物事は、何なら他人より器用にやってのけられる方だと信じて疑わなかった。今まで何かの壁にぶつかるたびに、「他の人にできてわたしにだけできないことなんてそうそうないんだ」「わたしならできるはず」と自分を鼓舞することで生きてきたのに、そうして自分を守り励まし立ち上がらせてくれていた装具が、一瞬で粉々に砕けてしまった。

自分に自信がある自分が好きだった。その自信があるから恐れずチャレンジしたり、戦えたり、転んでも起き上がることができていたのに、その自分がどこにもいなくなってしまった。自己肯定だけでここまできたのに、自己を否定することしかできなくなって、そういう自分が大嫌いでまた否定を繰り返す。わたしなんかよりつらい思いをしている人はたくさんいるのは百も承知で、こんなことくらいで大げさだと言われても本当にそうねと頷くしかないんだけれど、はっきり言って生きているだけでつらかった。自分を好きでいられないなら、そんな自分で生きていく意味なんてないと思った。

2キロ走れなかったとき、最後まで走れるようになりたいと思った。そう思ってから数日で、2キロを立ち止まらず走ることができるようになった。1キロずつ距離を伸ばして、10キロ走り続けられるようになった。タイムもどんどん良くなった。最初は8分/㎞のペースだったのが、今では6分/㎞で走っている。脚の形も変わってきた。走るために必要な筋肉がついて、足首からふくらはぎ、太もものラインが直線ではなくてきれいな曲線を描くようになった。走れるようになっていくこと、数字がそれを記録として提示してくれること、鏡に映る自分の姿が日に日に変わっていくこと、それはすごく自信になった。何もできないわけじゃない、と思わせてくれた。わたしは10キロも走れるし、きっとこれからもっと走れるようになる。

秋からアプリを使って計測をするようになって、今日の時点でランニング総距離は187キロ。来年も月70キロ~80キロくらいを目安に走ることを続けていければいいと思っている。30歳にして、一生続けたい趣味ができたことがとてもうれしい。

とにかく足を動かし続けていれば前には進むし、昨日走れなかった距離でも今日は走れるかもしれないし、変化するためのいちばん着実な方法は習慣だと知った。来年は、また自分が好きな自分で生きていけるわたしになりたい。たとえそれが前とは全然別のわたしでも、前よりずっと好きになってあげられればいいと思っている。

無職の才能/酉の市

日記を書くのを忘れていたわけではないんだけれど、めずらしくばたばたと忙しい日が続いているうちに気がついたら12月になってしまった。毎月1回は日記を書こうというささやかな目標をひそかに立てていたのにな。

この頃少しずつ仕事を請けるようになった。最近はネット環境さえあれば在宅で仕事ができるのでありがたい。ありがとうインターネット。今はまだ助走期間としてお手伝いやアルバイト程度のものだけど、来年からは本腰を入れて一人分の食い扶持くらいは稼げるようになれればいいと思っている。奨学金の返済も残っているし、人間生きているだけでお金がかかる。

そういえばすこし前に会った友人が、「無職には才能が要る」という話をしていて、その才能と言うのはつまり「無職でいても焦らず不安にならず暇に殺されることもなく、楽しくのんびり暮らせるか否か」ということらしい。不安になることがないかと言えばうそになるけど、「焦らず」「暇に殺されることもなく」という点においてはわたしはかなり素質があるなと思った。本当はできればずっと働きたくない。ギブミー不労所得

 

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今年も行った浅草酉の市。フリーランスになるのだし、商売繁盛を祈願。

鬼がお腹抱えてひっくり返るくらい、来年の計画をきちんと立てるのが今月の目標です。